動物と聞きゾウを思い浮かべる人も多いのではないでしょうか?陸上で最大の哺乳類と言われているゾウですが、体重はアフリカゾウのオスで6~7トンもあります。哺乳類は体の大きさと寿命が比例すると言われていますが、歯の生え変わりも関係があるようです。ゾウの寿命と歯の生え変わりの関係をまとめていきたいと思います。
ゾウは何種類いるの?何を食べるの?
ゾウとは哺乳網ゾウ目(長鼻目)ゾウ科の属する動物で、アフリカゾウ・アジアゾウ・マルミミゾウの2属3種が存在しています。
アフリカゾウ属(2種)
・サバンナゾウ
・マルミミゾウ(森林に生息しているのでシンリンゾウとも言われている・以前はアフリカゾウの亜種とされていたが近年の研究で別種された)
アジアゾウ属(4亜種)
・インドゾウ
・セイロンゾウ
・スマトラゾウ
・マレーゾウ
・ピグミーゾウ(ボルネオゾウ・絶滅危惧種とされている)
ゾウは何を食べているのでしょうか?動物園のゾウはリンゴやニンジンを食べているイメージがありますね!ゾウは草食動物で草・木の皮・小枝・根・果物などを食べます。また、ミネラル・ナトリウムを取るために土を掘り返して泥や岩塩を摂取するそうです。種類・年齢・体重にもよりますが、一日100~300㎏食べ、一日100~300ℓの水を飲むと言われています。動物園などでは干し草・補助食としてリンゴ・ニンジン・サツマイモなどを食べています。
ゾウの寿命はどのくらい?歯の生え変わりとの関係は?
ゾウの寿命は種類や環境によっても違いますが、おおよそ60歳から80歳と言われています。動物園などで飼育されているゾウは平均寿命が17年と言われています。
ゾウの歯は上下左右に4本生えています。臼歯(きゅうし:奥歯)があり体の大きなゾウなので臼歯も大きく、1本で3~5㎏あります。主に木の枝や葉・樹皮などを食べる為、すり潰しやすいように表面がギザギザしていて”わらじ”のような形をしています。次第にすり減ってくると歯が生え変わります。生涯で5回・10年間隔で生え変わる為、歯で食べ物をすり潰せるのは生まれて生えてきた歯を合わせ60年と言われています。次第に食べ物を食べることが出来なくなり寿命となるそうです。その為にゾウの寿命はおおよそ60年~80年と言われています。
また、ゾウの牙は切歯(せっし)と呼ばれる歯の一種です。切歯は一生伸び続けます。
まとめ
ゾウは生涯のうち5回歯が生え変わります。10年間隔で生え変わり、次第に食べ物が食べられなくなります。その為、種類や環境により変わってきますが寿命がおおよそ60年~80年と言われています。歯と寿命の関係についてあまり考えたことがありませんでしたが生き物の本来の姿ですね。皆さんも、動物園に行ったときに注目してみてはいかがでしょうか?
最後まで御覧いただきありがとうございました。
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