カバは動物最強?カバの生態は?

生き物雑学

大きな体でのんびりと草を食べたり、泳いでいる印象のカバは愛らしいですね。そんなカバが動物最強!と言われているのを知っていますか?どうして動物最強と言われているのか?・カバの生態などをまとめていきたいと思います。

カバの種類・どこで暮らしているの?

カバと呼ばれるのは現在『カバ』と『コビトカバ』の2種類になります。

・カバ

偶蹄目・カバ科・カバ属の哺乳類です。

アフリカ大陸のサハラ砂漠以南の地域・川や湖付近の水辺に生息しています。

・コビトカバ

偶蹄目・カバ科・コビトカバ属の哺乳類です。

ギニア、コートジボワール、シエラレオネ、リベリアに分布していて、河川ではなく森林内の沼や池に生息しています。名前の通りカバよりもはるかに小型で、『コガタカバ』や『ミニカバ』などとも呼ばれています。

カバの生態は?

カバは半水生の動物です。昼間は水中で過ごし、夜になると草を食べに陸に上がります。カバは草食動物で草本、木の葉などを食べています。しかし、まれに干ばつや食糧難の時には最終手段として死骸などの肉をたべることもあるそうです。

体形

・体長 3~5m

・体高 1.5m

・体重 1500㎏

陸上でゾウ・サイにつぎ3番目に大きいと言われています。

体は分厚い脂肪と皮に覆われていますが、皮膚は非常に薄く乾燥すると皮膚が裂けてしまうそうです。寝るのも水の中ですが、水中で水が入らないように鼻孔や耳穴は閉じることができるので安心して潜っていられます。また水の中で暮らす理由は、天敵であるライオンなどの肉食動物から身を守る為だそうです。

水中で過ごすカバですが水中では呼吸はできず、地上に顔を出して呼吸をします。潜水時間は3~5分と言われています。カバは目・耳・鼻が横一直線に並んでいる為、水中にいても呼吸をするときも少ない範囲だけ顔を出せばよいので捕食者から見つかりにくいです。捕食者から狙われやすい子どもは水の中で子育てをしていて、乳も水中で与えています。

カバは動物最強なの?

カバは動物最強と言われています。そう言われる理由は…?

・体の大きさ・皮膚が固い

前述したとおり、体長3~5メートル・体高1.5メートル・体重1500㎏もあるカバは陸上でゾウ・サイにつぎ3番目に大きいと言われています。また、分厚い脂肪に覆われている為に他動物からの攻撃でも多少ならダメージはありません。

・縄張り意識が強く気性が荒い

カバは縄張り意識が強く、オス同士の縄張り争いは非常に激しくなります。また、新たにボスとなったカバは前のボスの子どもを殺してしまいます。ライオンやワニなど、他の動物に対しても容赦なく攻撃をします。現地ではカバの縄張りと人間の生活圏が重なってしまうことにより、年間にたくさんの人間もカバの被害に合い命を落としています。

・かむ力が強い

カバの口は150度まで開き、相手を威嚇します。下あごの犬歯は50㎝を超えるカバもいます。かむ力はなんと1tにもなるそうです。

・走る速度が速い

のんびりした印象のカバですが、実は走るのが速く、時速40㎞で走ります。また、水中では時速60㎞で走ることが出来るそうです。カバのイメージが変わってしまいますね!

カバが最強と言われことが納得できますね。そんなカバでもかなわない相手がいます。それはゾウです。陸上動物で一番の大きさのゾウにはやはりかなわないようですね。

まとめ

体の大きさ・皮膚が固い、縄張り意識が強く気性が荒い、かむ力が強い、走る速度が速いなどの理由から動物最強と言われています。しかし、体の大きなゾウにはかないません。気性の荒さから現地では、毎年多くの人間の命も失われています。温厚な印象のカバですが、とてつもなく強い動物ですね!

最後まで御覧いただきありがとうございました。

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