キリンの首はなぜ長いの?どれが本当の理由?

生き物雑学

背の高さと愛らしい瞳が印象的なキリンです。キリンの首の長さは見るたびに圧倒されてしまいますね。キリンの首が長い理由にはいろいろな説がありますが、どれが本当なの?と疑問に思う方もいると思います。キリンの首はなぜ長いか?などまとめていきたいと思います。

キリンの種類は?

キリンといえば、首の長いキリン!キリンって4種類もいるの知っていましたか?

キタキリン

・ヌビアキリン (2018年IUCNによって絶滅危惧種に指定される)

・コルドファンキリン

・ナイジェリアキリン

・ウガンダキリン (亜種マサイキリンに含める説もあった)

ミナミキリン

・アンゴラキリン (絶滅危惧種)

・ケープキリン

マサイキリン

・キタローデシアキリン 

・マサイキリン

アメミキリン (1種として独立)

なぜキリンの首は長いの?首が長いメリットは?

見上げてしまう程なが~い首のキリンですが、なぜこんなに長くなったのでしょうか?色々な説がありますが結論は、”まだはっきりとはわかっていない!”そうです。ただ様々な仮説があるので紹介していきたいと思います。

高い場所にある食料を食べるため

一般的に言われているのはラマルクが提示した”用不用説”ですね。『高い木の上の葉を食べるために首が長くなった。よく使う器官が発達し、遺伝子が子孫まで伝わってきている』という説です。

突然変異で長くなった

いわゆるダーウィンの進化論です。『キリンの祖先は現在のキリン程、首が長くなかったが突然変異で長い首のキリンが生れてきた。長い首のキリンは生存競争で有利だった為、首の長いキリンが生き残った』という自然選択説です。

性選択

オスはメスを奪い合うために”ネッキング”といって首を激しくぶつけ合い闘争をします。この時に首が長くて太い方が有利でメスと交尾をする確率が高くなり子孫を残すという説です。ネッキングはかなり激しくて死亡してしまうキリンがいるほどです。

捕食者をより早く見つけるため

広いサハラ砂漠に住むキリンはどこから捕食者が来るかわかりません。キリンの後ろ足は強くライオンを倒すほどの威力があります。走る速さはライオンがおおよそ時速80㎞に対して、キリンは50~60㎞で走ります。意外に速いですね。しかし、足の長いキリンはスピードが出るまでに時間が掛かります。捕食者を見つけてから走り出したら間に合いませんね。なので、遠くまで見渡せる長い首は有利になります。また、キリンは視力がとても良く哺乳類の中では一番ではないかと言われているそうです。

体温調整

キリンの首と足が長いので表面積が多くその分、熱を発散させやすいという説です。首と足に汗腺が多く分布しているので熱を早く放出させることが出来るそうです。

いくつかの説がありますが、仮説が出ては否定説が出るなどしていて実際の説はわかっていません。

キリンの首が長いことによるメリットは高い木の上の葉を食べることが出来ます。また、遠くにいる捕食者をいち早く発見して逃げることが出来ます。その為、他の動物もキリンの周りに集まり、キリンが逃げ出すと一緒に逃げるそうです。他の動物にもメリットがあるのですね!

謎にあふれるキリンですが、アフリカで『背が低いキリン』が複数回確認されているそうです。

アフリカ全土のキリンの数・個体群動態・分布の調査中に発見されました。ウガンダ西部の『マーチソンフォールズ国立公園』で確認されたキリンは『ギムリ』・ナミビアの私有農場で確認されたキリンは『ナイジェル』と名付けられました。

【首は長いが足が短い】このキリンは『小人症』ではないかと言われています。

まとめ

キリンの首が長くなった理由はいくつかの説はありますが、はっきりとはわかっていません。しかし、どの説も納得がいくものばかりでしたね。まだまだ謎があるキリンですが、愛らしい瞳と凛とした姿に魅了されてしまいます!

最後まで御覧いただきありがとうございました。

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